チニング歴は約4年です、初めてのチニングで釣ったのは44cmのチヌでした。それ以来チニングにハマり、これまで30枚以上チヌを釣って来ました。この時のタックル・ルアー・仕掛けと表層とボトムの誘い方など「チヌを効率よく釣るポイント」を紹介します。
チヌ30枚以上釣れたタックルとその釣り方【初心者向け】
チヌってどんな魚?
チヌの習性を知ることで効率よく釣ることができます。調べた結果をまとめましたので、以下の習性があるようです。
Wikipediaからの引用
チヌは北海道南部から九州沿岸に生息し、雑食性で生後1年で体長約12cm、2年で約19cm、5年で約26cm、9年で約40cmに成長し大きくて70cmにもなります。50cm以上を「年無し」60cm以上を「クロマル」と言われています。
冬は水温が下がるため深場で越冬し、春は産卵のため沿岸部に群れで集まってくる、この行動を「乗っ込み」と呼び、大型のチヌが沿岸に近づいてくるため、初心者でも大物が狙える時期です。
産卵後は一時期食いが落ち、初夏から秋口までは食いが活発になり、水温が下がる冬にはまた深場に行きます。チヌの習性から、春の「乗っ込み」の時期と初夏から秋口までの間がチニングのハイシーズンです。
チヌはどこで釣れるの?
チヌは群れでいることが多く、堤防や河口付近の橋桁、岩礁帯周りなど汽水域まで広い範囲で狙うことができます。
チヌが良く釣れる時期
松浦川釣行の過去3年間の実績で7月から9月が「ハイシーズン」で、夕マズメの干潮前後がチヌを釣るのに好条件になります。
7月~9月がハイシーズン
松浦川のチニングで2019年9月~2021年8月に釣行した釣果です。(順次データを更新します)
チヌを釣るのにどんな道具が必要?
チニングは移動しながら釣るスタイルなので、それに必要なタックルを紹介します。
①ロッド(シーバスロッドでもOK)
初心者は7-8ft(2.1-2.4m)のロッドで5-20gのルアーが投げられれはOKです。チニングに慣れたら専用ロッドを購入すれば良いと思います。この釣りは細かいアクションでキャスト回数も多く、腕や肘に負担が掛かります、なるべく軽いものを選んでください。
専用ロッドのいいところはルアーやワームにソフトなアクションが付けやすく、軽くて穂先の感度がよくアタリが分かりやすくなっています。チニングに慣れたら購入したい1品です。私はメジャクラフトのN-oneを使っていますが、ソルパラ(¥7000~)かクロスステージ(¥10000~)がおすすめです。
②リール 2000番でもOK
チヌ用のリールは基本的に2500番から3000番ですが、私の場合は腕や肘に負担を減らすために軽いリールのセドナC2000Sか月下美人MX LT2000S-Pを使っています、ロッドとのセット重量は約320gです。2000番台のリールでも40cm以上のチヌも問題なく寄せられます。
③PEライン(強度のあるもの)
ライン(道糸)はラインブレイクすると悔しいものです、伸びの少ない当たりのとりやすい強度のあるPEラインで少し高めですがArmored F+Proを使っています。号数は0.6号は糸ふけが少なく、0.8や1号に比較して飛距離も出るのでPE0.6号-150mを巻いています。
40cm近くのチヌの引きは強烈です、その引きにも0.6号は耐えられます。試しにPE 0.4号を使いましたが、2回ほどラインブレイクしたことがあり 0.4号では少し不安です。
色はゴールデンイエローで視認性もよく、昼でも夜でも見やすいです。また、PEラインのいいところは伸びがほとんど無いので、繊細なアタリがロッドに伝わってきます。また、このアーマードPROはライントラブルも少ないのでおすすめします。
④リーダー(フロロカーボンハリス)
- フロロカーボンの比重は1.78で水より重いので、ナイロン(比重1.14)より沈みやすくなっています。
- 表層狙いはスレ切れも少ないので、リーダーを見切られないように60cmの長さで細めの1.5号を使います。
- ボトム狙いはスレて切れる事が多いので、2号の太めにして沈みやすいように長め(約1m)にしています。
⑤ルアー(トップ)
そのポイントでチヌが何を食べているかよく知る必要があります。チヌは雑食性の魚で貝やカニ・エビ・イワシなどの子魚も食べます。釣果を上げるには、そのポイントのベイトを模したルアーを選ぶことです。
ポッパーは飛距離を出すときは7~8.5gを使います、実績があるのはエバポッパー4gのタイプでした。
その他、DUELのHARDCORE® LG ポッパー(F)で色毎に詳しく説明されています参考にしてください。
⑥ジグヘッド(4~7g)
チヌのボトム狙いは駆け上り付近で釣れることが多いので、軽いジグヘッドを使います。またジグヘッドは軽いほうが根がかりしずらいので3~5gのスライドボムを使っています。
ジグヘッドにパワークラブを付けた時、自然に底にいる状態になるように横向きのオフセットフックにしています。
ボトム狙いは繊細なアタリを取りたいのでジグヘッドにスナップは使いません、直接ユニノットで結びます。
ルアーを使うときはスナップを使いますので、ルアー交換と同じようにトップからボトム狙いに変えられるよう、ボトムセットを数個作り準備しておきます。
⑦ワーム(カニ系、エビ系、虫系など)
釣場に生息している蟹やエビや虫類や貝類が一番釣果はいいです。いない場合はパワークラブやチヌ職人のエビ系ワームを使っています。松浦川河口域では、パワークラブLで赤でも緑でも、よく食ってくれます。
⑧ラインカッター(リーラー付き)
結んだラインのあまりをカットするのに使います、リーラーでカッターが伸び縮みするので便利です。
あった方が便利なグッツ
ルアーケース、ワームケース
ルアーケースの裏表にトップ用とボトム用に分けて収納しています。
バッグ・フィッシュグリップ・メジャー・タモ網
ノットアシスト
リーダーの長さは60から80mmでFGノットで結束してます。ノットアシストがあると失敗なく結束できます。FGノット編み込むノットアシスト2.0の動画
このノットアシストで結んだFGノットは根がかりして強引に引張ってもFGノットから切れることはなかったです。私は3年近くチニングしていますが、これが無いとFGノットは結べないので常時携帯しています。
ロッドホルダー(自作)
ルアーを交換する時に、ロッドを保持する時に便利です、ホルダーを買わなくても洗濯バサミで十分です。ロッド以外にタオルやルアーとかラインなどいろいろ挟めて便利です、これはオススメです。
表層でのさそい方
表層でのアクション
- ポッパーをキャストし着水後、リールを巻いてラインの糸ふけを取る。
- 竿は下向き(ポッパが水面から浮かない様にするため)にし30~50cm位引く、引いた分ロッドを戻すと同時にその分のラインを巻き取る。
- ポッパーを停止させるような感覚で巻きもどす。
- この動作の繰り返しストップ&ゴーで手前まで一定のリズムで引いています。
表層ので合わせ方(フッキング)
- 水面に「カバッ」と出たときは2,3秒ストップして、次のアタリで合わせる、食わなければ、また同じパターンのアクションを繰り返す。
- 食気がある時は、手前まで追って来る時がありますので、諦めずにアクション繰り返すことです。
ボトムでのさそい方
ボトムでのアクション
- ジグヘッドをキャストし着底する前からリールを巻いて、糸ふけを取り、テンションを掛けて着底させる。(着底してすぐに食う時がある、着底時のジグヘッドの姿勢が安定する)
- ボトムでは「ロッドを立て、ジグヘッドをズル引きかリフト&フォールで底から10cm程浮かせて落とす感じ」で探ります。
- ロッド操作は「20~30cm位2回リフト(上げて)して2~3秒待ち、またリフトする」の繰り返しで探ります。
- アタリがない場合はアクションのパターンやワームを変えて狙いましょう。
ボトムでの合わせ方(フッキング)
- 合わせ方のコツとしては、チヌが捕食する際、最初に蟹やエビにダメージを与え動けなくしてから本食いをします。
- 最初のアタリ「コツン」は合わせず、少し待って次のアタリの「コツン」で合わせるとヒットすることが多いので試してください。
チヌを効率よく釣るポイント
- 7~9月がハイシーズンで夕マズメで干潮前後を狙う。
- 釣行ポイントは橋桁、岩礁、堤防壁、入り江、水門などの周辺を狙う。
- そのポイントのベイトを模したルアーを選ぶ(マッチ・ザ・ベイト)生餌もありです。
- ボトムのアクションはジグヘッドをズル引きかリフト&フォールで底から少し浮かせて落とす感じ」で探る。
- 最初のアタリ「コツン」は合わせず、少し待って次のアタリの「コツン」で合わせる。
このポイントを参考に近くの河口や漁港で試してみてください。きっと何かしらの釣果があります。
以上、チヌ30枚以上釣れたタックルとその釣り方の紹介でした。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
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